サノバスミス ハレルヤホプリコットは、Portlandの伝説的サイダーシェフReverend Nat’sの名作「Hallelujah Hopricot」を公式にリバイバルさせた入魂のバッチです。
惜しまれつつ2023年9月に閉業となったRev Nat’s。そして閉業とともに、彼が僕らに快く託してくれた看板と全レシピ集。その中でも、最も僕らを突き動かしたバッチである「Hallelujah Hopricot」のレシピを元にサノバスミスらしい農的要素を加え、初期衝動の沸るような想いを具現化させたサイダーを作りました。
2015年。国内でのサイダーにまつわる活動をより一層本格化させるために初めて訪れたオレゴン。そこで出会った1本のボトルから、今に繋がる僕らの本当のサイダークエストが始まりました。それがReverend Nat’sのHallelujah Hopricotでした。それは、醸造免許も設備も販売免許も持っていなかった当時の僕らにとって、リンゴのお酒はもっともっと自由で創造性に富んでいるということを強く印象付ける初期衝動の1本となったのです。それ以来、仲間と一緒に毎年のようにオレゴンに通い、Natに師事して様々なコラボレーション醸造を行ったりと本当に多くの勉強をさせていただきました。その後、その旅仲間が軸となって立ち上がったのが今のサノバスミスです。
2作目となる今作では、酸が豊富なドルゴクラブ・核果類のニュアンスを持つシナノリップなど8月に収穫したリンゴを元にした母液に、様々なスパイスを用いたNatの調理法を加え、自社栽培のフレッシュホップ(カスケード2024、チヌーク2025)を多用することで、初期衝動の味を再現するべくチューニングいたしました。
爽やかに弾けるようなリンゴ由来の酸味、ホップの香りに完全に絡み合う桃・アプリコットのトロピカル感、裏側を支えるスパイス感。伝説のレシピと今を生きる農業の掛け算。今持てる原材料と技術と知見を凝らし、Natへの尊敬と感謝と愛を込めてリバイバルさせたサノバスミス ハレルヤホプリコットを、皆様と一緒に楽しめたら最高です。
僕らはこれからもこのレシピを作り続け、オレゴンで生まれ世界中に影響を与えたReverend Nat’s Hard Ciderの伝説を語り継いでいきます。
ジャンルの垣根を越え、常にまわりと連帯し、醸造家としてサイダーというひとつのアート作品を創り続けたNat West氏に心からの尊敬と感謝を!