Son of the Smith Hard Cider

“Hallelujah Hopricot”

Spec

サノバスミス ハレルヤホプリコット

LOT: RN-2405A

Style: ハレルヤホプリコット / Reverend Nat’s Hallelujah Hopricot

ALC: 7.0%

Apples: Dolgo crabapple, Shinano lip

Fruits: Peach, Apricot

Spices: Paradise seed, Coriander, Orange peel, Star anise

Hops: Homegrown Aging Cascade, Fresh Hops(Homegrown Cascade and Nugget)

Yeast: Wild & Ale Yeast

Story

サノバスミス ハレルヤホプリコットは、Portland の伝説的サイダーシェフ Reverend Nat’s の名作「Hallelujah  Hopricot」を公式にリバイバルさせた入魂のバッチです。

 

惜しまれつつ 2023 年 9 月に閉業となった Rev Nat’s。そして閉業とともに、彼が僕らに快く託してくれた看板と全レシピ集。その中でも、最も僕らを突き動かしたバッチである「Hallelujah Hopricot」のレシピを元にサノバスミスらしい農的要素を加え、初期衝動の沸るような想いを具現化させたサイダーを作りました。 

 

2015 年。国内でのサイダーにまつわる活動をより一層本格化させるために初めて訪れたオレゴン。そこで出会った 1 本のボトルから、今に繋がる僕らの本当のサイダークエストが始まりました。それが Reverend Nat’s の Hallelujah  Hopricot でした。それは、醸造免許も設備も販売免許も持っていなかった当時の僕らにとって、リンゴのお酒はもっともっと自由で創造性に富んでいるということを強く印象付ける初期衝動の 1 本となったのです。それ以来、仲間と一緒に毎年のようにオレゴンに通い、Nat に師事して様々なコラボレーション醸造を行ったり本当に多くの勉強をさせていただきました。その後、その旅仲間が軸となって立ち上がったのが今のサノバスミスです。 

 

今作では、酸が豊富なドルゴクラブ・核果類のニュアンスを持つシナノリップ・畑で栽培したフレッシュホップといっ た 8 月に収穫した農産物を元にした母液に、様々なスパイスを用いた Nat の調理法を加えるアプローチでチューニングしました。爆発するリンゴ由来の酸味、ホップの香りに完全に絡み合う桃・アプリコット感、裏側を支えるスパイス感。あの時メーカーですらなかった僕らが、今持てる原材料と技術と知見を凝らし、Nat への尊敬と感謝と愛を込 めてリバイバルさせたサノバスミス ハレルヤホプリコットを、皆様と一緒に楽しめたら最高です。

 

僕らはこれからもこのレシピを作り続け、オレゴンで生まれ世界中に影響を与えた Reverend Nat’s Hard Cider の伝説を語り継いでいきます。 

 

ジャンルの垣根を越え、常にまわりと連帯し、醸造家としてサイダーというひとつのアート作品を創り続けた Nat  West 氏に心からの尊敬と感謝を!